セルフトークを書き換えたとき、コーチングは成功する

今回は、セルフトークについて書きました。
YUDAI SUZUKI 2023.11.24
誰でも

こんにちは。今回は、セルフコーチングにおいて欠かせないセルフトークについて書いていこうと思います。

セルフトークは、自分の脳内言語のようなもののことで、それは無意識に発せられます。

そして、そのセルフトークは無意識そのものですから、コーチングで自分を変えるというときにまさに変えるもののことになります。

単純化すると、セルフトーク=無意識=自分にとって何が重要か(重要性関数)=

自我です。

というわけで、セルフトークを変えていくことこそが、自我を書き換えていくということになります。

ここについて、遠回りのように感じるかもしれませんが少し掘り下げてみようと思います。

我々のマインドは、RASによって自分にとって重要なものを取捨選択しています。

大学で認知科学を少しでも学んだ人ならば、カクテルパーティー効果について必ず習うことでしょう。コーチングの本にも書いてありますから、説明不要ですよね。

そして、その現象に関する理論を与えていくのが認知科学ですから、それを説明するいくつかの仮説を習ったと思います。

僕が大学で認知科学(Cognitive Psychology)を学んだときには、いくつかの理論を説明されて、その仮説群は二つのタイプに大別することができました。

それは、ボトムアップとトップダウンです。

つまり、五感を通して入力されたものを取捨選択するからカクテルパーティー効果が起こるのだという理論と、自分にとって重要だからそれを認識するんだという理論です。

そして、カクテルパーティー効果は全てについて働いているので、我々の内省言語は自分がカクテルパーティー効果のように取捨選択した情報について発せられます。

つまり、セルフトークが書き変わるということは、自分が認知するもの全てが書きかわっているということなのです。

カクテルパーティー効果についていろいろな仮説が出ているということ自体が、認識するということは無意識の働きであって、意識的にコントロールしているわけではないということを示しています。

だから、セルフトークも無意識に発せられるのです。

では、その無意識はどのように決まっているのでしょうか。

それは、先ほどのトップダウンorボトムアップのディベートからもわかるように、はっきりしないところがあります。

コーチングによくある循環です。

ゴールが認識を作り、認識がゴールを作るというやつです。

セルフトークを変えたいときには、このループを破る必要があります。

長くこのブログを読んでいただいている方であれば、もうやることは分かりましたね(笑)

セルフトークを変えるには、抽象度を上げればいいのです。

ゴールに対してネガティブなことを言ってしまった自分を観ると、いろいろな原因が判明します。

自分のマインドを上から眺めてあげるのです。

紙に書いてみてもいいし、非言語が得意な人(あまりいないかもしれませんが)は気を色々な観点から観察してみるのもいいかもしれません。

そうすると、その認知を引き起こしている自分の根源的な部分がわかります。

わかったら、もうすでに自分は選択権を手にしているのです。

そのままの自分でいるか、ちょっと変えてみるかという選択権です。

結局、我々の認識はゴールによって決まります。

セルフトークを変えたければ、正面から自分と向き合って、ゴールを変えていくしかないのです。

きっと、セルフトークがゴールに対してネガティブなものであったならば、自分自身がそういうことを言う人だったのです。

内部表現を書き換えるとか、自我を書き換える、人生に変革を起こすということは、一応全てほぼ同じ意味ですが、簡単なテクニックで得られるものではありません。

技術ではないのです。

本気で自分と向き合ったとき抽象度が上がるのであり、本気でゴールの抽象度を上げたときに我々のセルフトークは変わっていくのです。

ネガティブなことを言う人だったり、他人の足を引っ張るような人は、結局そのレベルの止観しかできていない人だということです。

そして、誰しも止観のレベルは上げていくことができるのです。

自分の心の動きを一旦止めて観ることは、抽象度を思いっきり上げて、ゴールの抽象度を一気に引き上げてくれる魔法のような方法です。

しかし、それだけの効果を得るにはしっかり自分と向き合う必要があります。

自分と向き合うということはそこそこ辛い作業でもあるのですが、それを可能にするのは、矛盾するように聞こえるかもしれませんが、抽象度の高いゴールです。

人間は誰しも抽象度の高いゴール、すなわち本物の幸せに向かって生きているのです。

セルフトークを変えるということが本当にできたとき、あなたは自分の内面の変化に驚くことでしょう。

見える世界は一変し、自分を取り巻く人間関係も大きく変化するはずです。

抽象度を上げていきましょう。そして、ゴールの世界を大きく更新していきましょう。

セルフトークを変えるということは、自分の存在、自分を構成する縁起の全てを変えていくということなのです。

さて、そろそろ有料記事で非言語のメソッドというか、コーチングの本質的な部分について触れていこうと思っているのですが、どれくらいの需要があるのか知りたいと思っています。もし有料記事で密教的な側面について学んでいきたいという人は、Xでリポストして頂けると幸いです(いろいろな立場があると思いますので、絶対にしてくださいということではありません)。

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