ゴールの自分に「なる」方法
こんにちは。前回はちょっと縁起についていつもの範囲を超えて深く書いてしまいました。
どこまでが誰でも読める記事にしようかという線引きは、人間の能力に対する僕の信頼度合いをどこまでオープンにするかで決めることにしています(笑)
が、前回はいつも以上に深い話をしてしまったので、今回ももう少し進めてみましょう。
コーチングは、科学的根拠があるもので、そこに疑いはありません。
しかし、科学的根拠があることは、科学的な説明が当てはまらないことがないということではありません。
実際のコーチングの効果の現れ方は、とても不思議なところが沢山あります。全て人間の可能性の大きさによるものです。
まあ、ホメオスタシスだったり、認知的不協和だったりと、変化に対する説明を人間の認知に関わる面から説明することは当然可能です。
しかし、人間の認知の面からの説明だけで、コーチングを受けることによって人生に起きる変革の全てを説明できる訳ではないのです。
まあ、自分一人で生きているわけではありませんから、考えてみれば当たり前のことですよね。
自分一人ではなく、宇宙のすべての存在との関係の中で我々は生きています。
なので、コーチングは自分のマインドだけで完結するものではありません。
しかし、アプローチするは自分の心だけです。
ルー・タイスは、変革は内側から外側へと広がっていくと述べています。
前回テーマになっていた縁起は、こういうところでコーチングとか変わってくるのです。
自分のマインドに変化が起これば、その変化は自分の内側から外側へと縁起が書き変わることによって繋がっていくのです。
コーチングを実践し続けると、自分と宇宙との縁起をより広い視野で捉えることができるようになってきます。
このように縁起を捉える視野が広がれば広がるほど、人間のマインドに眠る力を信頼できるようになってくるものなのです。
僕は、誰の心の中にも、大きな可能性が眠っていると信じています。
そして、その可能性を開く鍵は、ゴール設定です。
多くの人は、可能性を広げるというときに、気功だったり催眠術だったり、方法論を求めてしまいがちです。
しかし、方法を求める姿勢は、 "invent on the way" という自分の力を信頼し切ったコーチングマインドとは言えません。
我々は、現状の外側にゴールを設定するだけで、自分でクリエイティブに達成方法を見つけられてしまうのです。
だから、コーチはクライアントに何かを教えるということをしません。
当然、コーチングのマインドの使い方は、言語でも非言語でも伝えるのですが、ゴールの達成方法には全く立ち入りません。
方法を教えるということは、相手の能力への信頼の欠如からくる行為だと知っているからです。
コーチの仕事は、クライアントが自分のスコトーマを外し、現状の外側にゴールを設定するためのサポートをすることです。
ゴールは現状の外側に設定する訳ですが、それはまさに自分の外側に自分の心を開いていく行為です。
やりたいことを探すために自分の内側をのぞいてみても、過去しか出てきません。
やりたいことは自分の外側にあるのです。
だから、現状の外側のゴールは、自分が最初は興味を持っていなかったものであることも多いです。
理論は実践と結びついたとき初めて意味を持ちますが、現状の外側にゴールを設定するということは、自分を未来の自分と結びつけるということです。
その方法論が、アファメーションでありセルフトークですね。
アファメーションもセルフトークも、自分自身を変える方法というよりは、未来の自分に「なる」方法です。
そこは、ステップバイステップではなく、ゼロイチです。
というのは、未来の自分になっているときはなっているのであり、なっていないときはなっていないからです。
身も蓋もない話で、アプローチ方法が分からない人にはいつまで経っても分からないですよね。笑
それは、未来の自分を知らないからです。
そこにコーチの役割が生まれてくるのです。
スコトーマが外れなければ、ゴールも見えなければエフィカシーも上がりません。
逆に、スコトーマが少し外れるだけで、人生の全てが動き始めるのです。
コーチングの凄さはここにあります。
正直なところ、苫米地式コーチングが生み出す成果は圧倒的だと思います。
圧倒的な理由は、苫米地式認定コーチがすごいということもあるのですが(笑)、その凄さはクライアントに圧倒的なエフィカシーを自分の中から生み出してもらうという凄さなのです。
その意味で、我々はあなたが自分自身の枠を超えること、そして自分を生み出している縁起のネットワークを大きく変えることを、ほぼ強制的に(笑)サポートします。
なぜか気づけばコーチングの宣伝になってしまいましたが(笑)、コーチングの素晴らしさはこういう所にあるのだろうと思います。
我々苫米地式認定コーチの卓越している点は、クライアント本人が、自分で圧倒的なエフィカシーを生み出す人間になることを実現する点なのです。
コーチングマインドの革新的な部分はここだと思います。
縁起を書き換えるのがコーチングであり、縁起を書き換えるとは自分を変えるということなのです。
そして、それは自分の能力に対する圧倒的な信頼に裏打ちされています。
ルーの「変革は内から外へと広がっていく」という言葉、そして "Invent on the way" という言葉は、誰にでもあるこの能力に対する信頼から発せられている言葉なのです。
何かができるからすごいのではなく、単に自分にはゴールを達成する能力があると実感できることが、本当の自分に対する信頼であり、エフィカシーを上げるコツです。
エフィカシーの高い心の柔らかさが、実感されてきたでしょうか。
ぜひ日々のコーチングに活かしてください^ ^
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