縁起を書き換えるメソッド

それはゴールを設定することで自分を変えることです。

自分を変えること以外に、縁起を書き換える方法は多分ありません。

そして、自分を変えるというのは、ゴールを設定するということなのです。

ゴール設定はコーチングの要の部分であり、全ての始まりです。

ルー・タイスの「全ての変化は内側から生まれて外側へと伝わっていく」というのはまさにそういうことです。

コーチングの初歩的な部分では、ゴールを設定することにより自分の重要性関数が変わって、スコトーマの原理によりなにを認識するかが変わるという言い方をします。

この説明は、当然パーフェクトに正しいのですが、実際には自分の認識が変わることにより自分の外の世界にも影響が与えられます。

というのも、自分は大きくダイナミックに動いている縁起というネットワークの一部だからです。

自分の心で起こる革命的な変化は、自分だけではなく、周囲にも革命を起こすということですね。

なぜ縁起を書き換えてしまうようなゴールを設定するといいのかということがわかれば、縁起を書き換えることの重要性をより理解してもらえると思います。

今のあなたを作っている縁起のネットワークは、あなたの過去のブリーフシステムが生み出した縁起のネットワークです。

そして、あなたが認識している内部表現も、全てあなたの過去の産物です。

あなたが生きている現実は、全てあなたの過去が生み出しているということなのです。

そんな中で、あなたが現状の外側にゴールを設定するということは、自分の過去から解放されるということなのです。

そして、過去のブリーフシステムは親や学校の先生、テレビ、世間の常識など、自分以外のだれかによって作られたものですから、現状の外側にゴールを設定するということは、自分を縛ってきた全てから解放されることを意味するのです。

コーチング以外にも、人が成長できるメソッドはたくさん存在しています。

筋トレだったり読書だったり武道だったり、あらゆるものがあなたを成長させてくれます。

しかし、その中でも自分を解放へと向かわせる成長を促すものは、そう多くはありません。

何らかのゴールを目指す限りにおいて、成長させてくれるものばかりです。

しかし、本当に自分の可能性を縛っているものはそういう他人から与えられたゴールそのものなのです。

なので、そのメソッド自体がゴールを与えてくるようなものはコーチングがもたらすような成長は与えてくれません。

苫米地式コーチングで現状の外側のゴールを設定して、縁起を書き換えるというのは、そういうことなのです。

自分を縛っているゴールそのものからの解放です。

我々は、自分で自分を縛りに行っているのです。

例えば、価値基準がお金に染まっている人はなぜそうなのかというと、自分がお金が欲しいからです。

自分自身が他人が設定したゴールを自分のゴールとして喜んで採用することにより、我々は縛られていくのです。

縛られるというより、支配されると言った方が適切かもしれません。

そういう自分自身から解放されるのが苫米地式コーチングで推奨している現状の外側に設定するゴールなのです。

企業が設定したゴールを受け入れたり、社会が設定したゴールを無批判に受け入れるのは、支配される方向へのマインドの使い方です。

しかし、現状の外側にゴールを設定すれば、あなたはどこまでも自由になることができます。

そして、強烈に縁起が書きかわったとき、あなたは自分自身だけではなく、周囲の人も巻き込んで現状の外側に連れ出していくことになります。

そうなったら、もうあなたはプチメシアですよね。笑

そのうち本物のメシアになってしまうかもしれません。笑

これが縁起を書き換えていく方法です。

縁起を書き換える方法はとてもシンプルで、現状の外側にゴールを設定して自分自身が変わることです。

何度もそれを繰り返しているうちに、あなたは多くの人の心を自由にしていることでしょう。

是非あらゆるものから解放されて自由になってください^ ^