抽象度を上げてゴールを見つける

今回は、抽象度を上げることについてです。
YUDAI SUZUKI 2024.05.27
誰でも

こんにちは。今回は、抽象度を上げるということをテーマにしようと思います。

最近はメルマガの配信が滞ってしまっていて、申し訳ありませんでした。

特に忙しかったわけではないのですが、ちょっとインプットに重きをおく日々が続いていました。

本来はインプットとアウトプットを同時に行うのがいいのだろうと思いますが、自分の中のゲシュタルトが揺らいでいる期間が続いて、まとまってからかなと悠長に構えていたら2週間ぶりの配信になりました。笑

そんな中で、今回は抽象度を上げるということについて書いていきます。

抽象度を上げることがコーチングでなぜ大切かというと、抽象度を上げることによって現状の外側のゴールが見えてくるからです。

現状の外側のゴールは、現状の外側に目がいくような広い心を得られたときに見えてくるものです。

そして、その広い視野は抽象度を上げることによって得ることができます。

では、何の抽象度を上げるのかというと、まずはゴールの抽象度を上げる必要があります。

スコトーマの原理というものがあり、ゴールを持つことで重要だとあなたが思っていることをあなたは認識します。それ以外は心理的盲点(スコトーマ)として隠されるのです。

ということは、私たちはゴールを持つことによって認識する世界を制限しているのです。

それは、自分の能力を制限しているということでもあります。

小さい煩悩は、我々の能力を制限するのです。

コーチングは、抽象度が最も上がったところからスタートします。

それは、悟ったところですね。

空を体感するには相当の瞑想修行が必要なので、そこまでいけるかどうかは置いておいても、実践的には自分のゴールよりも一つ上の抽象度にいる必要があります。

すると、自分はゴールに縛られていないのです。

空の説明は、いろんな形がありますが、一つの説明の仕方は寛容さだと思います。

あらゆる存在を認めるとでも言いましょうか。

そこから無限に存在が湧き出てきるのが空です。

空まで行かなくても、ある程度抽象度が上がればあらゆるものを生み出せるようになってきます。

その生み出される一つ一つがゴールです。

抽象度の高い視座から、広い視野を得ることで、どこに行こうか自由に決める感じですね。

これが抽象度が上がるということです。

そして、現状の外側のゴールの見つけ方です。

もう少し言い換えながら説明していこうと思います。

現状に縛られているということは、自分のゴールに無我夢中になっている状態です。

無我夢中になっている状態というのは、周りが見えていませんから、本当にそのゴールにはそれだけ心血を注ぎ込むほどの価値があるのかすら考えることができません。

孫悟空が世界の果てまで行ってみたら、仏様の手のひらの上だったという話は有名ですが、孫悟空は自分の設定した目標によって自分が認識する範囲を狭めてしまっていたわけです。

本来、仏様と同じだけの広い世界を見る能力を持っていたのに、自分でその能力に蓋をしてしまったのです。

まさにスコトーマの原理ですね。

スコトーマは、認識できない盲点のことですが、それは外側にだけあるわけではありません。

自分の内側にも、スコトーマはたくさん存在しているのです。

もっと大きなゴールを持つことができるのに、最初から諦めてしまっているということですね。

抽象度を上げるために、仏教で止観瞑想をするのは、自分の内側のスコトーマを少なくしていくためのものです。

そうすることで、少しずつ自分の可能性に気づき始めたら、社会で自分が果たす役割であったり、どういう形で世界に貢献していきたいかということも見つかってくることでしょう。

抽象度をあげれば、内側にだけ進むわけでも、外側にだけ進むわけでもなく、両方のスコトーマが外れていくことになるのです。

これが、抽象度を上げるということです。

現状の外側のゴールを見つけるために欠かせないことであるということは、お分かりいただけると思います。

現状の外側にゴールを設定するというプリンシプルは、苫米地博士が設定されたとのことです。

苫米地博士がこのプリンシプルを追加したことで、コーチングを実践することによってたくさんの人の可能性を開いていくことになっただろうと思います。

スコトーマは、自分がゴールを設定することで自分で作っているのです。

だから、抽象度を上げるということは、自分を超えることでもあります。

現状の外側が垣間見える瞬間というのを、僕はコーチングを始めてから何度か経験してきました。

体感としては、抽象度が上がるというのはマインドがクリアになって、生きやすくなる感じです。

「こうでなければならない」とか、「こういうのが正しい」とか、「これに価値がある」という思いからどんどん解放されることだからです。

そうやって、どんどんクリアになって寛容になっていくことで、「ああ、これをやったら楽しいかも知れないな」ということが思いついてきます。

それが現状の外側にゴールを設定するということです。

皆さんもぜひ心を広くして、どこまでも自由な明るい気持ちでゴールを設定してみてください。

きっと明るい未来に繋がっていくと思います^ ^

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