そのゴールは現状の外側か?

今回は現状の外側のゴールとアファメーションについて書きました。
YUDAI SUZUKI 2024.02.02
誰でも

こんにちは。前回までの記事でかなり縁起の思想について書いてきたと思うので、今回はもう少し先に進みましょう。

前回の記事で濁した言い方になった、仮観の部分です。

実は実践的なコーチングマインドは、ほとんどこの部分に関わるものになります。

アファメーションもセルフトークも、この部分で未来の臨場感を高めるための技術です。

実際は、未来の臨場感を高めることによって、縁起を結果的に理解していくのがコーチングです。

皆さんは、正直なところ、アファメーションをやっていますか?

アファメーションこそが、実践的な面でのコーチングのコアです。

仮観となると、非言語の技術も実はたくさんあります。(まあ、このメルマガでは書きませんが、将来人が増えてきたら有料版で書くかもしれません。)

非言語の技術は一旦置いておいて、とりあえずコーチングを実践して効果を得るためにはアファメーションをすることが肝心です。

僕はそこそこ長くコーチをやっていますが、なぜか苫米地式コーチングを学んでいるのにアファメーションをしない人がいるのです。

それも、少数ではなくかなり多くの人が、せっかく苫米地式コーチングをやっているのにアファメーションをしないのです。

僕は、その理由は、ゴール設定ができていないからだと思います。

多分、多くの人が三日坊主で終わってしまっているのがアファメーションなのです。

そして、なぜ三日坊主で終わるかというと、心の底から、熱烈に、喉から手が出るほどに、結果を求めていないからです。

ゴール設定ができていないということですよね。

その理由は、他人によって与えられたゴールしか見えていないからです。

もちろんその他人の中には、苫米地博士や自分が権威だと信じている人も含まれます。

権威というのは、「この人が言っていることこそは真実だ」と思ってしまう人のことです。

まあ、僕は苫米地博士が言っていることは全て真実だろうと信じていますが(笑)、でも情報を入手した後で一旦自分で整理して、そこから「世界平和」とか「抽象度を上げる」とかをゴールにしなければいけないと思います。

だから、一旦はそういうゴールを捨ててみるのもアリかな、とさえ思います。(僕はある時から自分で考えて「世界平和」とか「抽象度を上げる」というゴールを設定しました。もちろん影響はたくさん受けています。)

「年収一億円」とかも、とりあえずやめてみてはどうですか?(そもそもファイナンスのゴールは収支のバランスであって無限に金持ちになることではありません。職業のゴールは機能を社会に提供することであり、お金の話ですらありません。したがって、金額自体がゴールになることはありません。)

ゴール設定する時には、「何のためにそのゴールを求めるのか?」という問いに自分自身の言葉で答えることができなくてはなりません。

そのゴールを達成して、どんないいことがあるのでしょうか。

いい例ですから、お金を例にとりましょう。

収入の金額自体をゴールにしてしまう人は、お金をたくさん稼いでどんないいことがあるのかという問いに対して、自分の欲望がどれだけ満たされるのかということ以上に何か答えることができないのではないでしょうか。

実はそれこそが、そのゴール設定が現状の自分の欲望(want to)に支配されており、全く現状の外側のゴールではないことの証拠です。

お金持ちになるのは素晴らしいとあなたが思っている理由など、洗脳されているからに決まっているのです。笑

だから、そんなことは考える必要すらありません。

少し話は脱線してしまいますが、これもコーチングを実践する中での一つの落とし穴です。

必要以上に内観してしまうというか、自分の過去を振り返ってしまうのです。

自分の過去を振り返っても、何も出てきません。考えるべきなのは未来なのです。

大切なことは、あなたが過去の状態から解放されることです。

というわけで、その方法をシンプルに書いてしまうと、お金のメガネを一旦はずして自分がやりたいことを考えることです。

趣味のゴールだったり仕事のゴールだったりを考えてみましょう。

そうすれば、そのために必要なファイナンス(収支のバランス)が見えてきます。

それは健康のゴールと同じく未来の自分のリアリティを高めるための手段の一つとなるでしょう。

ファイナンスのゴールは、僕の認識では、未来の自分の生活の基盤である収支のバランスを決定するものです。

したがって、ひたすら収入を上げることがゴールになることはないのです。

実際、このやり方が正しいかどうかはわかりませんが、僕はファイナンスのゴールを順番的にはかなり後の方に作りました。

というのも、未来の自分の生活の収支バランスは、その時の自分の生活が見えていなければなかなか見えないなと思ったからです。

こうやってゴール設定すれば、未来の臨場感はとても高くなります。

ゴールは設定すればするほど、それぞれが未来の自分のセルフイメージを作っていくので、効果が高まっていきます。

みたいな感じで、僕はファイナンスのゴールを設定しました。

その結果、僕は現状の外側のゴールを設定できたなと思っています。

このとき、僕はお金を無限に稼ぎたいというあの煩悩(きっと皆さんもよく知っているあの煩悩です笑)を植え付けられながらのファイナンスのゴールではない、本物のゴールを設定できたと思います。

これは、お金の洗脳からの解放ですよね。

僕はこのゴール設定ができて、アファメーションを繰り返す中で、心が軽くなっていったのをよく覚えています。

そして、こういうゴールだからこそ、アファメーションを継続しようという気持ちが起こってくるのだと思います。

コーチングは縁起の思想と切り離せないことは、前回までの記事で書いてきました。

しかし、今回の記事でもよくわかる通り、体感していくのはそんなに簡単ではありません。

というわけで、次回もゴール設定やスコトーマを外す方法について、書いていこうと思います^ ^

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