ポジティブなセルフトークとゴールを達成するマインド
こんにちは。今回は、ポジティブな情動について書きます。
実は先日、コミュニティにお邪魔する機会があったのですが、そこで重要なことに気づきました。
それは、組織のメンバー同士の会話やつい口から出てくる言葉の中に、ネガティブなものが含まれているということです。
「ダメだー」とか、「うまくいかないなー」とか、動作でも首を傾げることが多かったりと、とにかくフォーカスするところがネガティブなのです。
僕は、「あらあら」と思いながらみていたのですが(笑)、コーチングではネガティブな情動を使うことはありません。
ポジティブな情動を使ってコーチング理論を実践していきます。
嬉しい、楽しい、気持ちいい、清々しい、誇らしい、という五つのポジティブな感情ですね。
そして、これは非常に重要なことなのです。
なぜならば、マイナスの情動は情報が重いのに対して、ポジティブな情動は情報が軽いからです。
コーチングのプリンシプルを学ぶときや、アファメーションを行うときには、抽象度の高い意識状態でいることが大切です。
でなければ、物理空間からなかなか臨場感が情報空間へと移行しないからです。
情報空間というのは、イメージの世界ですから、ある程度抽象化されています。そこには、どんな情動を結びつけることも可能です。
それに対して、ネガティブなセルフトークをおこなっているときに見ているのはどこでしょうか。
具体的には、「ダメだー」とか、「わからない」とか、「上手くいかない」とか、言っているときです。
気づいたでしょうか。実は、物理空間、つまり現状なのです。
理想の状態を持っている人、もしくは何か自分が持っていないものを獲得しようとしている人たちが、現状を見ればネガティブな情動が出てくるに決まっています。
それはそうですよね。
物理空間、現状、過去を見たら、できていない下手な自分がいるだけなんですから。(笑)
僕が稽古し、学ばせていただいている沖縄拳法空手道の師範の山城先生は、鏡を見て稽古しないようにと本でも口でも述べています。
過去の自分を見ても、そこには何もないのですから、ネガティブになったり苦しくなったりするだけですよね。
それよりは、理想の未来、ゴールに導かれた方がいいわけです。
ゴールの世界は未来にあり、未来はあなたの心の中にあります。つまり情報空間です。
しかも、あなたが望む未来なんですから、わざわざネガティブな情動を入れる必要はなくて、プラスの情動を結びつけてプライミングしましょう。
セルフトークは、あなたの口から「無意識に」出てくる言葉のことです。
つまり、それはあなたの心が何を重要だと思っているかをそのまま映し出しています。
もしかすると、ふとした瞬間に自分が過去にフォーカスしてネガティブになっていたことに気づくことがあるかもしれません。
そんなことがあっても、もちろん次の瞬間に「ダメだなー」とか無意識に言ってしまう必要はありません(笑)
「あ、こんな自分らしくないこと言ってたのか。次からはもっと上手くできるって言うようにしよう。」と言ってみましょう。
もしかすると、気持ちが言葉に追いついていないと感じるかもしれません。
それでもいいのです。
何度もプラスの情動(つまり未来にフォーカスしている状態)を心がければ、心の状態(つまりホメオスタシスですね!)は変わってきます。
あなたの心はどこに向かっていますか?
スタートレックの哲学を思い出してください。
ワープするとき、あなたは未来を意志するのです。
そして、意志された未来の自分と意志した過去の自分がシステムエラーで同時に存在してしまったとき(笑)、本物として選ばれるのは未来の自分なのです。
なぜならば、未来が過去を決定しているからです。
未来に向かうものとして存在している(志向性 intentionality)を持つものとして存在している存在は、実は未来によって存在させられているのです。
あなたは自分の未来(つまり自分が志向するもの、心を向ける自分、ワープする先)に何をみますか?
現状の自分を映し出すか、理想の自分を映し出すかを決めるのは、一瞬一瞬の自分の心なのです。
どんな未来も映し出すことができるのですから。
一瞬の心の動きの中に三千世界がある、まさに一念三千ですね。
無意識の心の動き(セルフトーク)が変わり始めたとき、確実にあなたの未来は変わり始めます。
あなたのゴールの世界はどんな世界ですか?
思い描いたらポジティブな情動で心が満たされますよね。
そして、あなたの心はプラスの情動に満たされているでしょうか?
生産性の高い人、つまりゴールに向かって多くのものを生み出し続けている人の心は、ポジティブな情動で満ちているのです。
ポジティブな人生を歩み始めましょう^ ^
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