悪魔との契約との戦い

悪魔契約とコーチングについて書きました。
YUDAI SUZUKI 2023.07.21
誰でも

こんにちは。苫米地博士の新刊『超国家権力の正体』は、苫米地博士の覚悟が伝わってくるすごい本でしたね。

僕は、この本でコーチとしての使命感を改めて大きく感じました。

新刊では、悪魔との契約に関しての仮説を、苫米地博士は最後に書かれています。

自らの利益のために悪魔と契約し、戦争と経済危機を起こしている人間たちがいるということが書かれていたと思います。

この部分を読んで僕が考えたことは、この世界には悪魔と契約したい人で溢れているのではないだろうかということでした。

苫米地博士は、「これに対抗するには、私たち自身が彼らが見せる煩悩最大化世界の魅惑に絡めとられず、自分の煩悩は程々にして、自分以外の人たちの幸せをよく考えることだ。」と述べています。

しかし、悪魔と契約せずとも、悪魔と契約を結んだ人たちと同じように行動してしまっている人は多いのではないかというのが僕の率直な感想でした。

多くの現代人にとって、神はお金です。

拝金主義が世界を覆っています。

お金は神と違って、目の前にあるものです。そして、お金を稼ぐことはそのまま自分の利益につながります。

そして、お金を稼ぐのはいいことであり、お金を稼げるだけ稼ぎたいというのが正直な気持ちですという人はとても多いだろうと思います。

資本主義というゲームにゴールを与えられているという意味で、資本主義というシステムに完全に洗脳されているといえると思います。

本心から願うものが、奴隷資本主義(資本主義が奴隷と切り離せないことも、新刊に書いてありましたね)によって与えられているのです。

この資本主義の洗脳が解けないことの大きな弊害の一つは、ゴールが利己的になることです。

ゴールが利己的であることは、当たり前のことではありません。

人間は、いくらでも利他的なゴールを考えつくことができる存在です。

にも関わらず、心の底から望んでいることは何かと問われた時に、自分が経済的に成功することだと述べる人は少なくありません。

これは、悪魔と契約した人々と同じマインドに洗脳されていることを意味しているように、僕には感じられます。

まあ、彼らと同じ利己的なマインドになったとしても、ゲーム盤を支配しているのは彼らなので、決して勝つことはできないのですが、それでも利己的という意味では悪魔と契約している人たちと同類です。

そして、利己的であるがゆえに、悪魔契約をしている人々の罠にハマってしまっているのです。

水道民営化が国益に反していることは誰が考えても明らかなのに、それを推進した議員はいまだに国会にいます。

最近では、NATO首脳会談に出席する首相や、ワクチンを推進した大臣はいまだに国会にいます。

多くの人はなぜ彼らを支持しているのでしょうか。

おそらくそれは、自らの利益のみに目がいくようなマインドになっているから抽象度が上がらず、反応できていない情報がたくさんあるからです。

世界平和を実現したいと願う我々は、もちろん悪魔との契約を結んでいる(と思われる)人々と対峙しなければならないかもしれません。

しかしその前に、自らの内なるサタニズムとの戦いに勝つ必要があるのです。

そして、一人一人の心の中で悪魔との戦いに勝利していくことが、世界を変えていくことにつながるのです。

だから、我々の戦いは常にいろんな意味で我々のマインド内で起こっているのです。

我々は、抽象度の高いゴールを持ち、マインドを変えていく必要があります。

そして、他者のために自己犠牲をすることができるリーダーになることによって、周囲の人のマインドの中でも勝利していくのです。

一人一人のマインドの力が世界平和への道であるということは、今も昔も変わらないのです。

僕は、この本を読んで、『真説国防論』の哲学輸出国になるという国防の道を思い出しました。

我々は、世界平和の哲学を広めることで、悪魔崇拝との認知戦に勝利していくのです。

コーチングは、そのような大きな可能性を秘めているのです。

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