ゴールを実現するコミュニケーション術
こんにちは。今回は、コミュニケーションをテーマに書いていこうと思います。
コミュニケーションというと、ものすごく奥深い世界への入り口ですが、ここではコーチングマインドの観点から見てみようと思います。
自分のゴールを実現するために、誰かを動かさなければならないことは多々あると思います。
コーチングマインドは、当然そこでも役に立つのです。
ゴールを持ち、エフィカシーを上げても、他者とのやり取りの中で自分の意図(ゴール)が挫かれてしまっては、なかなかゴールの実現は訪れないでしょう。
そこで、今回はコミュニケーションに光を当ててみることにします。
コミュニケーションはそもそも、関係性がなければ成り立ちません。
関係性とは何かというと、すぐに縁起とか言ってしまいたくなりますが、現実的には自分が相手に何を望み、相手が自分に何を望んでいるのかということです。
そして、ゴールを実現するためのコミュニケーションにおいては、このお互いの望みを一致させることが大切です。
しかし、少し考えればすぐにわかることですが、二人の人間の間ですら、ゴールが一致することなどほぼありません。
僕は何度もこういう場面に遭遇してきました。笑
少し体験談というか、コーチングを実践する中で難しさを感じていたことを書いてみようと思います。
コーチングを実践し、ゴールを設定することができると、多くの人と関わることになります。
協力してもらわなければならないことも多々あるでしょう。
そんなときに、ゴールが一致しないことには何も始まりません。そして、大体ゴールが共有されていることなどないのです。
人は、一人一人全く違うバックグラウンドを持っています。
なので、見ているものがあまりに違いすぎるのです。
例えば、一緒に何かのスポーツをしようとなっても、何のために上達したいのかということによって、どんな練習をしたいかが変わってしまいます。
何かの大会で勝ちたいとか、ストレス発散とか、趣味で純粋に楽しみたいとか、色々あると思います。
そこで、自分のゴールを抽象化すること、そして相手のゴールを抽象化することが必要になります。
どこかで一致する点を見出すことができれば、やっとゴールが一致するのです。
スポーツの例であれば、「一緒に卓球をしたい人」みたいに募集すれば、本気でやりたい人から運動不足解消したい人まで幅広く人が集まりますよね。
ものすごく簡単な話に聞こえるかもしれませんが、これがコミュニケーションで大切なことです。
自分のゴールと相手のゴールが一致しないから、相手に自分の言うことを聞かせる必要はないのです。
そもそもゴールが合致しない人とはコミュニケーションを取る必要などありません。
大切なことは、自分のゴールを抽象化して、さらに相手のゴールを抽象化して、一致する点を提示することなのです。
関係性は、どこかでこの一致点を見出さなければ生まれません。
しかし、この一致点を生み出すことができれば、もともと存在しなかった関係性を生み出すことができるのです。
そして、関係性が生まれれば、そこからあらゆるものが実現していくことになります。
その大きな関係性のネットワークの生成の中に、自分のゴールの実現が含まれているのです。
コミュニケーションは、自分と相手の間に関係性を作るためのものです。
そしてその関係性は、支配、非支配のものでは上手くいきません。
それは、抽象度が上がりきっていないからです。
抽象度を上げて、そのメンバー内の違いに寛容になることができて初めて、新しい縁起を生み出すことができるのです。
きっとこのメルマガの読者の皆さんは、抽象度の高いゴールを持っている方々ばかりだと思います。
ゴールを実現するには、そのゴールが抽象度の高いものであればあるほど、他者との協力が必要です。
そのためには、自分のゴールを一旦見直して、相手のゴールを見て、違うものを包摂できるより大きなゲシュタルトを見つけることが大切なのです。
ぜひ、新しい世界を切り開いていってください^ ^
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